こういうの書きたかったていうのある。
どうもstlaycatです。
正月気分も終わりですね。ということで新アニメのスタートですね。ポプテピピックは見ようかなと録画してますけど、すでにtwitterとかで話題になってますね。
今回話したいのは前期のアニメ少女終末旅行についてなんですけどね。どうでした、見ました?私はamazon primeでイッキ見しました。面白かったですね。amazon prime契約している人は見た方がいいですよ。
今回のトピック!
「少女終末旅行」っていろいろ考えさせられるよねって話....
物語の概要は世界に二人だけになったチトとユーリが食料を求めて移動する物語。
そもそもこのアニメを日常系と捉えるのか、戦争とかの軍事(ミリタリー)ものと捉えるのか微妙なわけだが...終末系かな...北斗の拳的な
正直なところ、絵のタッチやキャラクターの感じからは日常系の匂いがするわけだが、いかんせんBGMが壮大だったり、背景が戦争後だったりするのでわかりづらい(笑)
一応、5話までの感想書いてるのでよかったら是非。
至った経緯
なぜ考えさせられるのかと思ったのかというと、このアニメは度々、死を感じられます。それは私たちが普通に生きているならば、あまり感じられないことでしょう。それをこのアニメは1話から12話までほとんどに感じました。(自分の感覚で)
例えば、
1話でチトとユーリが食料を取り合うシーン
ユーリがチトに銃を突きつけます。チトは友人のユーリがやっていることとはいえ、一瞬だけ頭の片隅に死が浮かんだのではないかと思います。
他にも寒さに耐えきれなくなりそうになったり、高いところから落ちそうになったり常に死と隣り合わせである。
特に考えてしまったシーンその1
6話「離陸」でイシイと話しているシーン(ちなみに二人以外にも生きている人が発見されています)
イシイは飛行機を自作し、この都市から脱出するとチトとユーリに言う。
そしてチトは、自分たちのいる場所以外に大陸があることをイシイから聞く。「だが失敗したらそれこそ死ぬのでは」とチトがイシイに問いかける。(直接的に死ぬのではなく気持ち的な問題)それに対してイシイは
「どこにも行けなければそれこそ絶望だろう?この都市と共に死んでいくだけだ。」
と言った。
ここでいう都市っていうのはチトたちがいる都市のことです。
これって結構考えさせられませんか?まあ、簡単にいうと「やらない後悔よりやって後悔」に近いかな。そう言わなかったのは、このままでは死が近いことを悟っているためであろう。多分気持ち的な意味合いが強いと思うけど、本当に食料がなくなって死んでしまうみたいな意味もあったと思う。
ここで思うのは、チトとユーリがこれに感化されて「自分たちも都市から脱出する」という考えに至らないことだ。イシイからこの話を聞き、別れた後も旅を続けているのだ。一応この時点で上層へ向かうという目的があったということもあるが。(ただ単に脱出することを諦めている、又は方法が思いつかないだけという可能性もある)
ここで私が思ったのは、脱出を考えていないということは少なからず死を受け入れている。又はこの旅が楽しいから。又は両方か。などが挙げられるが、どうだろうか。私的には後者に可能性があると思われる。考察記事ではないのであまり考えないようにしますけど。
特に考えてしまったシーンその2
8話の「月光」でビールを呑んで酔っ払うシーン
二人は「びう」(ビールのこと)と書かれた瓶の飲み物を見つける。それを飲んだ二人は案の定酔っぱらってしまうわけだが....
酔っぱらったチトがユーリにこう言います。
チト「ねえ、ユー」
ユーリ「なあに」
チト「いつか、ずうっと高く昇ってさ、月に行こうよ」
ユーリ「いいねえ月か、どんなところだろう...」
いつか、ずうっと高く昇ってさ、月に行こうよ
このフレーズが結構頭に残ってて、月に行く=死ぬ→死にたい。というわけではありませんが、常に死を連想させている描写があるので死ぬことを暗示しているような気がしてなりません。酔っぱらうとついつい本音で話してしまうことがあるので(私はあまりありませんが)、まさかチトは....って考えるとなあ...
まあ作者さんがどう考えてるかわかりませんが...
まとめ
このアニメはタイトル「少女終末旅行」の通り、少女が終末に旅行するという変わったものですが意外と考えさせられるものですね。特に死と常に隣り合わせなのがそうさせます。
この二人は食料を探しに旅を続ける。つまり「目的」はあるものの、目的地はない...それはきっと今の自分たちも一緒なんです。何かになりたい、何かをやりたい、そんな目的、目標はあるものの目的地はないんです。強いていうなら人間(というより生命)の最終目的地は死なんですけどね 。(後ろ向きすぎですかね笑)
ちなみに、話変わりますけど...
逆に、自分が生きてるっていつ感じます?私の読んでる漫画、「弱虫ペダル」では
外に出て空気にふれて雨や寒さを五感を通して感じて道や自然と対峙してあらゆる手段を使ってまえの敵を追い抜こうってもがいて体中の力を使ってギリギリまで追いやって、それってすごく”死”に近いと思うんだ。そういうときに湧きあがるんだよ。自分が本当に生きてるって感情が!
こんな名言があります。
多分このアニメが言ってることもそれと似てて、常に死を演出しているということは二人はこの終末世界を逆説的に生きていると言える。
おまけ
チトは二日酔いになりました(笑)
まあ実際そんな考えながら見なくてもいいんだけどね(笑)
かなり面白いから是非見てみてくださいね。
漫画もあるよ!(私は5巻まで持ってます)
実はこの漫画のあとがきに作者さんがいろいろ面白いこと書いてるんですよね。
あと実際チトとユーリがいる都市の見取り図?みたいなのもあるし。
アニメが面白かった!って人も買ってみてもいいかも
今日はこんなところで!
ではでは!