野良猫の隠れ家

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ニュートンと林檎の樹 感想・レビュー

 

暑いときには熱いものを食べるとかあるけど、それは嘘やろって、冷たいもの食べたいでしょって思う。でお馴染み。どうもstlaycatです。

 

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laplacian.jp

 

今回はlaplacianのニューリンことニュートンと林檎の樹をプレイしました。

いやー結構面白かった。です。

タイムスリップ?タイムリープ?して300年前のイギリスのケンブリッジ(作中ではテンブリッジ)に来てしまった主人公達の物語です。

 

 

 

タイムスリップって夢あるよね。

ところで、タイムスリップっていくつか説があるのはご存知でしょうか?

  1. タイムスリップすると並行世界が発生する説
  2. タイムスリップしても世界線はひとつ

 

 

1に関してはドラゴンボールを想像するとわかりやすいですね。未来トランクスと今のトランクスが存在し、未来トランクスが過去に来た時点で分岐するわけですね。あとは化物語にもそういう話あったかな

 

2に関してはさらにいくつかあって

2-1タイムスリップした人物の行動によって未来の物事が変化していくパターン。今回の作品はおそらくこれです。主人公たちがニュートンから万有引力の発想を奪ったおかげで未来の出来事(主人公たちにとっては過去ですが)が変化していきます。

 

2-2タイムスリップすること自体が決定事項のパターン

これはタイムスリップすること自体がその世界線での決定事項であるということ。これはドラえもんを想像するとわかりやすいですね。ドラえもんが未来から過去に来ることでドラえもんが未来でドラえもんが発明されるわけですね。逆説的にいうとこの説はドラえもんは過去に行かないと自分が作られないわけですね。

 

2-3あるターニングポイントがあり歴史の大筋は変わらないパターン

これはあまりないかもしれませんが、いくらタイムスリップし、行動したところで大体の歴史の大筋が変わらないように調整されるパターン。あんまり詳しくないですが....

 

 

まあ、これで全部ではないと思いますが有名どころはこの辺かな?

実際現実でどんな仕組みになっているのかはわかりませんが。確かめようがないから面白い。幽霊と同じですね。

 

 

あれ。ニューリンの話どこ行った(笑)

 

 

 

ということで、個別ルートで感想を書いていこう。

 

感想

基本的にコミカルってホームページには書いてたけど、結構重い話が多々あったような気がしますね。これは個人差があると思いますが。というのも俗にいう途中下車タイプの選択肢だったためです。私は個人的にこのタイプの選択肢は苦手ですね(笑)あと基本的にすべての問題が解決してハッピー!って感じにはならなかった気がします、二者択一、かっこよく言うとトレードオフ、あっちがたてばこっちが立たない的な感じがありましたね。しかし、この作品ではだからこそ「離れていても感じあえる繋がり」というのを大事にしているような気がしますね。

 

タイムスリップって結構ごっちゃになりやすいから、一応まとめときますね。多分こんな感じ。

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一二三四五ルート

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あらすじ

このルートではタイムマシンを作り上げるがそのタイムマシンをラビに奪われてしまい、自分たちの乗ってきた(?)タイムマシンがなくなり、ニュートンが書き上げたというプリンキピアもなかなか書かれないという状態に...

 

 

これは結構ハードなルートですね。しかもフックが相当汚い(笑)。ニュートンが嫌いなのもうなずける(笑)。最後の修一郎の手紙がなー、グッときました。イルザさんとも子供作ってるのもちゃっかりしてるよなーって思いましたね。この手紙が「離れていても感じあえる繋がり」というものでしょうか。

 

四五が素直に気持ちを表現しているところとか最高ですね。おまけシナリオがあるわけですけど、きちんとやったほうがいいですね!

 

 

ラビ・ジエールルート

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あらすじ

四五ルートでラビによって奪われたタイムマシンはラビがラビの母親を助けるため(ラビの母親は死亡している)に必要になったためである。

そして母親と一緒にいるラビとラビの母親を助けたというラビ(ここではラビ2とする)が主人公たちの前に現れる。ここで問題なのはラビ2と母親とともにいるラビ1が二人いるということである。

ここでタイムマシンの副作用ともいうべきものが判明する...

 

 

ここで終わりか!って感じでしたね。個人的に好きなキャラだったから少し残念でしたね。しかしこのタイムマシンで移動したラビが残りのキャラクターのルート出てきたときは「おおおお!」ってなりましたね。

 

しかしこのルートはちょっと微妙だったかな。お別れエンドはよくあるけどこのルートのラビ2は最終的に幸せになりきってないのが少しうーんって感じでした。しかしこのルートにいるラビ2にとっての主人公との「繋がり」を持っている限り幸せなのかなーとしみじみ思ったり。

 

と思ってもう一度ラビルートをするとラビの反応が変わっていたりラストが微妙に変わっていたので、アレ?ってなりました。このラビどっから来てるの?(笑)多分タイムスリップしたラビがもう一人いることになるんだろうな。こういう演出好きだわー。どうなるんでしょうね。この後。

 

 

九十九春ルート

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あらすじ

過去から戻ってきたラビ2によってタイムマシンは戻ってきたが、アリスがニュートンであることがバレ、春との関係が悪化する。そして春は日本に帰ると置手紙を残し、寮を出るのだが...

 

いや、好き。ホンワカお姉さん好き。個人的にお姉さんって感じがあまりしませんでしたが(笑)。とは言え少しシナリオがうーんって感じでしたね。インパクトがなかった感じ。キャラは好きだけど...って感じ。

 

 

エミールート

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あらすじ

アリスとの姉妹関係が発覚し二人の仲が悪くなっていく。しかし、プリンキピアを出版することは決まっているのでプリンキピアを書いていくのだが、万有引力の発想をするのはアリスではなく...。そしてアリスはプリンキピアを...

 

実際このルートはうーんって感じでしたね。アリスとエミーの関係も微妙な関係になってたし、個人的にはですが。プリンキピアを書き上げることはこの時点で決定するので未来へ帰れるのですが、このエミールートでは未来に帰らずエミーの元にいるのが少しキャラぶれしてるなって感じがしましたね。まあ、パターンとしてはありよりのありでしたけど。おまけって感じですね個人的には

 

 

アリスルート

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あらすじ

アリスとの姉妹関係が発覚し、二人の関係が悪くなっていくが、修二が間に入ることで二人の仲が次第に良くなっていき、アリスとエミーの二人でプリンキピアを書いていくのだが...

 

 

いやーこれが正規ルートって感じですね。良き。実際エミールートでは過去に残っていた修二がこのルートではきっちり帰っていること自体はあれって感じでしたが。(どういう心理変化があったのか)

 

アリスは生意気な感じとニュートンの顔と普通の女の子の顔を合わせ持ったいいキャラなんじゃないかなと思います。特に「なんだ!お前は!」っていうセリフ...

 

...最高です。もうなんかこれ以上の言葉いるかな?

 

 

 

まとめ

 未来ラジオの前にラプラシアンの前作やってみようということで今回プレイしてみました。少し思ったんだけど全体通して修二のルートだったのではないかと思いましたね(笑)。きっと良い科学者になるんでしょうね。

 

個人的にはラビを推していきたい。ラビのルートは結果的にあまり幸せな最後が描かれていないのだけれど、今回の「離れていても感じあえる繋がり」という個人的な作品のテーマというのが描かれているのかなと思います。

 

いい作品だった。

 

今日はこんなところで!

 

ではでは!