今回はtoneworksさんから発売された「月の彼方で逢いましょう」をプレイしたから感想を書いていくよ!
ネタバレ注意!
プレイ後の閲覧を推奨します!
全体感想
今回は学生編とアフター編が複雑に絡み合っていてと特に灯華ルートではかなり意識させたものとなっています。そういう意味ではかなり挑戦的な作品だと思います。
灯華ルート
かなり面白い。
恐らく一番学生編とアフター編が絡み合った今作のメインのルートかなと思ってます。ただ、アフター編ではサブヒロインへの分岐があるので途中まで灯華ルート!!って感じがしなかったのも確かですね(笑)
今回驚いたのはメインなのは未来の主人公だったこと。だいたいこういうのって基本未来の自分からメッセージが来て今の自分が色々変えていく!って感じな気がしますが今作の主人公はあくまで未来の自分なんですよね。(捉え方にもよるかもしれないけど)
だからなのかわかりませんが個人的に物語としては面白いんだけど、エロゲの醍醐味である没入感のようなものが得られませんでしたね。(エロゲの楽しみ方はたくさんあるので一概に言えませんが)
というのも灯華の問題を解決するのはあくまで過去の自分で未来の自分はほとんど待っている感じがしたんですよね。まあ未来の自分も過去の自分も自分といったら自分なんですが(笑)
まあ、まさにこんな感じ。自分なんだけど自分じゃない感じがしてルートを進めてもダイレクトに伝わってこない感じがしたんですよね。
ただ、未来の主人公が過去の自分へアドバイスをしたり、協力して灯華の居場所を探したりと仕組みを利用した面白い場面もいくつもありました。もうちょっとこういう場面が多かったら個人的には良かったですね。難しそうだけど。
電波塔の少女の設定が変更されるかされないかというのが過去と未来のどちらをとるのかというのを重ね合わせてうまく表現されています。
と同時に未来の主人公が過去の主人公に影響を受けて苦悩しながらも成長していく過程が描かれていて面白いですね。互いに影響されながらっていうのがいいですよね。
最後にこの設定が出てきて灯華が未来の(?)灯華が中継役だったのかな?スマホも未来の灯華が文芸部に置いていたら辻褄が合う気がする...?よくわからん?明言されてないからこの辺は読者の想像にお任せしますってことかなー
ラストシーンで再開するんだけどこう言う感じって君の名はに少し似てるよね笑
うぐいすルート
こちらもかなり面白い。
雨音ルート
かなりかわいい。
エンデュミオンを開発したポールグレイを父親にもつ少女。
聖衣良ルート
このルートね、メッチャ好き。大好き。
メインなのか、エンデュミオンが絡めていなかったからサブヒロインなのか、よくわからん。
とにかく可愛いの!
メインのルートでは主人公がいろんな形で小説家になるのですが、アフターで再び出会った二人。そのあまりの違いに色々このルートでは聖衣良の才能と自分の才能を重ね合わせてあってとても胸が痛くなりましたね。
夢をかなえるっていうのはもちろん努力が必要なんだけど、才能だったり運だったりも必要です。才能がないってあきらめた主人公は才能があり、夢に向かって邁進している聖衣良を比べ、落ち込んでいたりそのせいで色々あったりと面白かったですね。
栞奈ルート
正直かなりレベル高かった!栞奈はダークホースですね!
サブルートかと思ったら全然、何ならサブのほうが...なんてことがあるかもしれん。プレイした方の中でも栞奈ルートが面白かったなんていう方がいたんじゃないですか?
特に栞奈ルートは他の二人と違って、スチルも多く気合いが入っているのがわかります。栞奈の漫画にかける思いだったり主人公の編集としての自覚や苦悩、成長が面白く描かれています。本当に面白かった。今回のメインヒロインが挑戦的な感じで描かれていますが、サブルートでは安定的な面白さが垣間見れますね。
霧子ルート
このルートね、よかったほんとに。(恍惚)
サブルートやってない人とかいるんじゃないですか?やったほうがいいよ!
ラストシーン、一度負けたビリヤードに勝つあのシーンとか最高ですし、自分の想いを小説で書くのも本当にいいと思います。(最高)
ちなみに霧子さんは35歳らしいです。嘘だろ!
もうちょっとルートの続き見たかったなー
きらりルート
個人的にお姉さんキャラが好きなんですけど、この方はかなりドンピシャですね。才能のある月ヶ洞きらりを編集として支えていくルートです。このルートもかなり面白いし、きらりのエロさが際立つルートです。
↑このスチルはラストシーンあたりなんですが、わざわざ主人公を連れてきてこういうことをしているのは少しの恥ずかしさが出ていてかわいらしいですね。
ラスト小説を書き上げたシーンはまあ、ちょっと駆け足だったなーと感じましたが、面白かったのでサブルートだししょうがないかなーと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。私は個人的にtoneworks第二作品だったのですがかなり満足してます。感想でも言ってますが、今までの学生、アフターという仕様に対して手を入れたかなり挑戦的な作品だったのではないでしょうか。メインヒロインで挑戦的なことをして、サブルートでは安定した面白い作品が出来上がっています。toneworksにははずれがないなーと個人的に思います。そもそも4作しか出てないが(笑)
あと曲ですね。あまり触れていませんが、OP曲の月の彼方で逢いましょうだったり、with tomorrowなど神曲などがそろっています。ホントにすごいわ。
是非手に取ってプレイしてみてほしいです!

8,748円
独り言
各ルートで絶対振られるもしくはほとんどそれに近いことされてる奏汰君かわいそうって思った人いませんか。これ絶対一度振られるっていう歴史の強制力が働いてるでしょ(笑)
あと、
銀色遥かからみたいですが、シナリオスタッフもきちんと明記されています。あまりここまではっきり書いているブランドはあまりないなと思って感心しました。気になったルートを書いてるスタッフさんを他のゲームや媒体で探してみてはいかがでしょうか。
あ、あとちょこちょこ出てる星織ユメミライも面白いので是非手に取ってみてください。

8,393円
今日はこんなところで!ではでは!