野良猫の隠れ家

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逆張りオタクをほんの少しだけ後押しする、ぬきたし1・2の感想

こんばんわstlaycatです。

 

夏だー。夏といえばなんだろう?そうだ読書感想文だ!と思った私はエロゲの感想を書いてるので何か1つエロゲプレイして、感想文を書いてみようと思ったわけです。

 

 

 

なので「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?」の1・2をプレイ。常夏の島がモチーフっぽいし、ちょうどいいね。去年あたりに話題になってたけど完全に逆張りで全然やってこなかったんです。流行は3か月後とかに乗るタイプのオタクです。流行とかあっても斜に構えるタイプです。そんなオタクを後押しできればなと思います。

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qruppo.com

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多少のネタバレがあるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よしやるぞー....

 

....カチッ...カチッ(クリック音)

...カチッ..(クリック音)

...

 

 

無理だ.......!

 

 

 

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本当についていけない....!

 

これほど体験版をプレイしたほうがいいと思った作品はない、と思ったほどです。体験版をホームページとか見ればわかりますが、抜きゲーみたいな島、つまりエッチなことが日常的に行われているためエッチな表現が多くある。ある程度は覚悟していたが、これについていけなかった。有り体にいえば下品に見えたのだ。(エロゲやってて何言ってんだと自分でも思ったけど)とにかくこれらの表現が私がプレイするうえで高い障害になった。多分こういうの受け付けない人もいると思うんですよ。

 

「孕めオラ!」ってなんなんだ... いやわかるけど...

 

 

それでもせっかくだし、やるしかないな...と思い、つづけた私(テンション低め)。

 

 

 

 

 

 

カチッ...

カチッ...カチッ...

 

.....

...

 

カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッカチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...カチッ

 

 

 

 

 

...いや面白くね!?

 

 

 

手のひらクルックルで本当に申し訳ないがマジで面白かったのだ。物語を進めると前述した下品な表現は割と慣れてくるというかギャグでしかないと思うようになった(ここ大事)。物語の内容は簡単。身体的コンプレックスや心の問題などでセックスを嫌う主人公たち(例外アリ)が無理にスケベを強いてくる条例、組織をぶっ潰すというものだ。組織や条例を相手に主人公が自分以外の人のために奮起する展開などは個人的に「恋色空模様」を想起させる。中身はかなりテンポの良い会話が成り立ち、熱い展開が多い。このテンポの良さは「ノラとと」に似たテンポの良さである。ベクトルは完全に違うが会話の持って行きかたがかなり似ている。プレイしてる人が「こいつら馬鹿すぎる」「ふふっ...」となるような会話が多く、そこも「ノラとと」に似ているなと思った点の一つである。(ここまで早口)

そして無駄のない設定やテンポの良い会話の中には伏線が多くありそのすべてが物語を盛り上げるため、随所に組み込まれていて本当によくできてるなあと勝手に感心してました。

 

 

プレイしてる人ならすぐに分かっただろうがルートに入ると露骨にヒナミ⇔礼、奈々瀬⇔桐香、美岬⇔郁子ということがキャラクター同士がわかりやすく対比されルートを進めることができる。つまりは物語の土台(軸)がしっかりしているのだ。とにかく話の作り方がうまい。ギャグが多めに書かれてそうだが体感で真面目7ギャグ3ぐらい。条例をつぶすという目的がある以上ギャグばかりはやってはいられないということでしょう。しかし条例がつぶれた後とか2のアフタールートは2:8ぐらいでギャグ寄りになっている。(メインの桐香郁子礼ルートは割と真面目。諸問題解決後はなぜか淳之介が馬鹿になるのでギャグが多い)そもそもアナルバイブで戦うとか根底にあるものがギャグでしかないのでそれを真面目にやってるから面白いのかもしれない。こういう馬鹿なことを真面目にやるというのは「デートアライブ」に通ずる馬鹿さ加減があるよね。

 

少し話を掘り下げてみましょう、アナルだけにね。(激寒、夏なのに)

 

 ヒナミルートはヒナミルートというかヒナミ&礼ルートという感じがしましたね。ヒナミ⇔礼と表現しましたが実は淳之介(主人公)⇔礼との対比もありました。なんだかんだで主人公である淳之介と礼(SSという敵組織所属)はかなり似た立場にあって、なぜそうなったのか、似た立場にあってなぜこうも違うのか、裏切りによる葛藤など主人公、礼、ヒナミの三人の関係がかなり面白く描かれている。ちなみに1では礼は攻略キャラではないがHシーンがあったりする。アナルセックスはない。「礼センパイ、アナル弱そうなのに....」とは淳之介談(他SS所属キャラにもHあります)。奈々瀬ルートは個人的にかなり淡白に感じたが、すべての人に理解してほしい桐香と自分の大事にしている人だけに理解してほしい奈々瀬がうまく対比されています。

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実は幼馴染だったというありがちな設定ではあるがオタクはアリがちな設定でも怒らないのだ。個人的に美岬ルートが一番ぶっ飛んでた気がしますね。いろんな意味で。やっぱ馬鹿やってるキャラクターは好きだ。美岬ルートであった淳之介が郁子を慰めるシーンが2で郁子が淳之介を慰めるシーンになってました。この意趣返しみたいな表現個人的に好きなシーンベスト3に入ります。

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ちなみに1でパロディネタは多くありましたが2でもかなり多く、そろそろいろんな方面から怒られるんじゃないだろうか(笑)↑このネタ今の高校生は知らなそうだよね。私もそこまで知ってるわけじゃないけど。そして文乃ルート。最高です。あまりしゃべると深刻なネタバレになりそうなのであまり語らないけど、オタクっていうのは自分のことが好きな奴が大抵好きなんだ。あと自分のことを裏切らないやつ。だからメイドとか使用人とかが好きなんだ。自分のことを少なからず好きで裏切らないから。そんなオタク心をくすぐるようなキャラクターになっている。最高です。作中忠犬という表現がされていたが犬系キャラ大好きな私にまさにドンピシャである。

 2は1であまり語られていないSS内部の話やその他の設定が存分に生かされている。ぬきたし1の裏側って感じですね。バぶみ幼稚園とかSS寮とか1ではあまり描かれていない施設とかが描かれている。とにかく今ある設定を全部詰め込んだような作品になってます。1ではヒナミルートとみさきルートに出てきたシューベルトとスス子と凛も立ち絵をもらってかなり完成度が高いです。1をやったら2もやるべきでしょう。礼郁子ルート、ほかアフターもかなりお勧めです。心から涙を流しました。アサちゃんシナリオもありますのでね。スス子の嫌パン最高!

 

以上感想。以下独り言。

 

2でアサちゃんが言及してたけどエロゲは基本18禁であるが、作品によってはコンシューマーに移植などされている。(先の「ノラとと」など)私はたまーに思っていたのだ「それ、18禁じゃなくてもイイよね」と。でもこの作品はコンシューマは無理だろうなあ(笑)去年から結構話題になってたから萌えげーアワードに受賞してるかなと思ったけどシナリオ賞とニューブランド賞だけだった、意外。色々調べてたらはとのす製作所という同人サークルのメンバーがメインで作っているブランドらしい。すごい。

hatonostyle.com

ぬきたしはかなりシナリオがまとまっていて読みやすくて好きです。エンドロールを見ると2人でシナリオを書いてるみたいです。すごいなあ。この量を二人で書いてるのか...。でも一番すごいのは企画、監督した人だろう。元々同人で見知ったクリエイター同士で作っているとはいえこれだけの作品をまとめて、一つの作品として送り出せてるのは本当にすごいです。同人は全然知らないからなあ。でもこの作品で知れてよかった。逆張りオタクを後押しするどころか自分の感想をペラペラしゃべってました。すいません。ぬへへへへ....。とにかくすごい面白い作品です。買って損はしないと思います。ただエロゲには相性があるからまず体験版をプレイしてみてね!そして最後まで中だしバケツリレーがわかりませんでした誰か教えてください。

 

 

 

 

 

 

 今回は以上です。それでは!