きゃべつそふとから発売されたアメイジング・グレイス-What color is your attribute-をプレイしたので感想を書いてみました!
体験版時点の考察を載せてるので体験版しかしてないよって方はそちらをご覧ください。
感想本編はプレイ後を強く強く推奨します!
感想だけ見たいって人は↓の感想本編をクリックしてください。
あらすじ
オーロラの外から来たとされる記憶喪失のシュウが奇妙な街に迷い込み、そこで出会う人たちを楽しい日々を過ごす。しかし、12月25日の夜突然の大火災が起きる。その街を愛していたユネが12月2日まで時を巻き戻す。なぜ大火災(破滅)が起きたのか、犯人はいるのか。シュウはその原因を見つけることができるのだろうか。
体験版までの考察した!
物語自体が犯人を見つけるということだったので存分に犯人捜しをしてみたいと思いました。
ここからは体験版までをプレイ(10月20日執筆)した私の考察を備忘録的に書いていこう。(これを本編の感想に書くのはどうなんだろう(笑))
体験版まででどいつが犯人か考えてみたところすべての登場人物の発言を真とするならば多分犯人はいない。しかしおかしいところはめっちゃある。のでおかしいところと少し気になるところを上げていこうと思います。
気になるところ1:舞台設定
気になった情報
- 101年前(1917年ぐらい?)にアポカリプスが起き、世界は滅びた。しかしこの町はアメイジンググレイスが起きオーロラという(相当高い壁)がこの町を守った。
- 町にある美術品はアメイジンググレイスによって持ち出され、この町で保管されている(ノアの方舟のような感じ)。
- この町は元々は二ホンとされていたところ。そして雪が降っている
- シュウは外から来たとされている、そして記憶喪失
- シュウは高校生ぐらいの歳(明言されていないのはエロゲ側の問題でしょう)
- シュウはピカソを知っていて、オーロラの中の人で生まれた人はピカソを知らない。他の画家は知っている
- 町の名前がない(ユネはオーロラに囲われた町と呼んでいた)
- ドラッグというものが少なからず町にある
- ドラッグを使うと強烈なインスピレーションがわき、人を魅了する作品が作れる
個人的に重要そうなものを赤>青>黒の順に分けてみました。それぞれのポイントごとに掘り下げてみましょう。
ポイント1
まずおかしいのは101年前に世界が滅びたとされていてオーロラ内にいた人だけが生き残ったはずなのにシュウがいるのはおかしい。かつ、101年前に持ち出され、保管されている美術品や画家の存在(ピカソやダヴィンチなど)をそのあとに生まれたはずのシュウが知っていることに矛盾を感じる。恐らくどちらかが偽物。→滅びてないやん!絶対。
ピカソがないこと自体は、最初は宗教の印象操作的なことをしているのかと思ったけどそもそも矛盾しているよね多分。
ポイント2
シュウが自分の名前を思い出すときに「何かが足りない」といっていたが、個人的には舞台が二ホンとされているのなら苗字がいるくね?と思った。これは物語には関係ない可能性大。→後にシュウ先生と呼ばれていることを思い出すがこの体験版ではなぜかはわからない。
ポイント3
雪が降り、かまくらに入るシーンがありました。12月の初めに。そんなところ日本だと限られてくる気がするよね。少なくとも日本海側か東北北海道か長野?(スキーといえば長野のイメージ)あたりに絞られてくる。多分日本海側だと12月の初めは降らないかなー。それにかまくらができるほどということは相当だべ...これもあんま関係なさそうだけど。たまたまといわれたら終わりの話ですね。そもそも東北だったらめっちゃ訛ってそう(偏見)
舞台設定から結構謎や矛盾が多いです。これを「設定がばがばwwww」と感じるのか「お、謎がたくさんあって面白そう」って思うか分かれそうですね。けど犯人がいるということを考えると後々暴かれていきそうですね。
気になるところ2:人物
気になった情報
- ユネとシュウはそれぞれ命の林檎、知恵の林檎を食しユネは時間を戻す力を、シュウは時間を戻しても記憶を保持できる。
- ユネは記憶を保持できない。→記憶ごと時間を戻すのでこれから起こる破滅を知らない(シュウは知恵の林檎を食べたので記憶を保持できる)
- 男女一組でツリーに林檎のオーナメントを飾ると出てくる命の林檎と知恵の林檎
- サクヤがシュウぴったりの服を持っていたこと
- ギドウセンパイの作る作品はドラッグを使用して作成されたのではないかという疑いをもたれるほどの作品(本人が否定している)
- ユネが時間を戻す際に誰かが一緒に戻っている?最初は気づかないほどだったから近しい人物ではないか。
- サクヤとのかまくらシーン
- サクヤの好感度最初から高くね?
- 声や姿を変えた状態のシュウがサクヤに声をかけるも一瞬で見破る
- キリエは爆弾を作れる。しかし町を大火災(破滅)をさせるほどの爆弾は作れない。
- 大火災が起きたときヨウジとユネ(2周目はキリエもいた)以外はシュウの元にいなかった。
- ワタラセという人物(学長)がいる→正直これ関しては名前しか出てないからよくわからん
今度も個人的に重要そうなものを赤>青>黒の順に分けてみました。それぞれのポイントごとに掘り下げてみましょう。
ポイント1
シュウの服がやぶれていることに気が付くシーン。まるで知っていたかのようにサクヤがシュウぴったしの衣装を作っていたこと。怪しい
何かを知っているような風を醸している。
声(ボイチェン)も姿も変えた完全変装のシュウに気づくのはさすがにおかしい。
→状況証拠だけを見るとサクヤがめちゃくちゃ怪しい。
ポイント2
元々男女一組でてくる林檎。
→個人的には男女一組というのが気になります。赤が時間を戻せる林檎で青が記憶を保持できる林檎。
ポイント3
→犯人は身近な人である可能性が高い。重要なのはユネの感覚ではシュウやユネに気づかないほど溶け込んでいる。
ポイント1~3をまとめると、
- サクヤがシュウの服を用意しておくことやほぼ完ぺきなシュウの変装を見破ることができるのは少し変。
- 男女一組の林檎
- ユネやシュウに身近な人とはだれか。
個人的な予想ですが、
一番怪しいのはサクヤです。「シュウや私(ユネ自身)に自然に溶け込んでいる」と言い出したのはユネです。(シュウは実際気づいていなかった)そこでシュウを除いたユネと最も親しい人(付き合いが長い人)は誰か?と逆算的に考えるとサクヤかなと思いましたしユネとサクヤはチック(小学校?)からの付き合いというエピソードもありましたし、どうなんだろう?←結局わかってない
そこで、サクヤがシュウの服を用意しておくことやシュウの変装を見破ることができるのはシュウと同じ知恵の林檎を食べたからではないか?と考えました。もちろん別のタイミングで。林檎が一度しかならないとか言ってなかったし。
しかしそれだと「男女一組の林檎」がネックです。ここではこれ以上わかりません。
なのでこれも予想ですが
パターン1としてシュウとユネが林檎を食べる前にシュウ(時間を戻す力)とサクヤ(記憶を保持する力)がそれぞれ林檎を食べていた→しかし改めてシュウとユネが林檎を食べたため、サクヤの記憶を保持する力だけが残る。(シュウの時間を戻す力は失われる?)→サクヤは記憶を保持したままユネの時間を戻す力によってシュウとともに時間を逆走する的な。
パターン2としてはシュウ以外と食べていたというパターンですね。それ以外はパターン1と同じです。例えばギドウ先輩とかヨウジとか。多分ヨウジは違うと思います。個人的にはギドウ先輩が怪しいかと思います。破滅時に姿を消しているし、サクヤと、かまくらを作っているというエピソードがありました(上記のかまくらエピソードのかまくらはギドウとサクヤが作ったものなんです)。その時にこそこそ犯行の話をしていたりするやもしれません。
こう考えると、サクヤは変装したシュウを見破ったことや服を用意しておくこと、シュウの行動パターンを読むことは一応可能です。 なのでサクヤが一番怪しいけど実行犯は別にいるはず...というかそうであってほしい。(笑)もしくは全くの別人が犯人か。
これらの話したことはすべてアリバイですから、動機などは全くわかりませんので悪しからず。それにリリィ先生やリラ、店長などまだまだ謎の多いキャラクターが多いですね。
...ここまででお気づきでしょうか?コトネ先輩はほとんど証拠、というかそれっぽい感じを醸していなかったです。それが逆に怪しいね(笑)。
面白くなってきたー!
じつは私は探偵ものとか推理ものが凄い好きでコナンとか推理ドラマとかガチで考えてたりするタイプでしたから。この作品は私に凄いハマっている!
皆さんはどうでしたでしょうか?犯人を当てたりするのでしょうか
↑ここまでが体験版プレイ時の私の考察・感想でした。
感想本編はプレイ後を強く強く推奨します!
感想本編
↓ここから本編感想の開始です。前置き長くなってしまって申し訳ありません。っていうかキャンペーンに参加するの忘れた。ここまで考えてて「後でいいや」って思ったら忘れてました。(笑)
率直にいうとメッチャ面白かった。
エロゲというより一つの作品として凄い面白い作品でした。というか体験版の時点ですんごい考察しているね私(笑)。もう一回記憶を消してプレイしたい作品。
公式が直々に「犯人はだれか」考えてみようぜ!みたいなことを言っていたので私はまさに術中にはまっているわけです(笑)。体験版の私の答え合わせをすると合ってるところもあれば合ってないところもありましたね。
ということで面白かったところを上げていこう。
面白く感じたところ1:度重なる伏線
何が面白かったって伏線の張り方が面白い。最後にどういうことか明らかになった時「ああ、これも伏線だったんだ」とかプレイ途中で「これ怪しくね?」というプレイヤーが明らかに分かるものと、実はキャラのこの行動が実は伏線だったとかの驚きだったりが凄い面白く感じました。
↑上の体験版の考察では結構合ってるものもあり、「やっぱりね(ドヤ)」見たいな感じで引き込まれるものがあった。
面白く感じたところ2:シリアスとコメディのアップダウン
ここはサクヤとシュウの才能を探しているシーンですね。ここ本当に面白かった。(あくまで1例)
何が言いたいかというと、合計12章まであって1~3章はシュウが楽しく学校生活を送りながらもアポカリプスを阻止するという使命に目覚めるといった感じになっています。
4~12章もシュウがアポカリプス(破滅)を止めようと頑張るわけです。その間にもたくさんのコメディチックな会話やキャラクターがあるわけです。これが本当にいいバランスでできている。
この緩急(アップダウン)が本当にプレイヤーを飽きさせないようにできてる。いうならば刺激ですね。多分物語がずーーーーとおんなじようなペースで続くとプレイヤーも少し飽きてくる。しかしコメディチックな刺激が随所にあることがとても心地よくプレイできた。
個人的にはこの新春初笑いステージが特に面白かったですね。
裏アレイア賞とは(笑)
面白いところ3:最後にかけての盛り上がり!
なんといっても最終章にかけて伏線がどんどん回収されて行って物語が進むと面白くなってきます。種明かしされるラストシーンなんてもう最高でしたよ!「うわあ、プレイしてよかった」っておもいました。タイトルにもなってる「amazing grace」が流れていいシーンすぎる!
総評
本当に面白かったし、記憶を消してもう一回プレイしたい作品でした。作風もあって犯人を言うのはナンセンスだと思って今回は書かないようにしておりますが本当に面白かった。色々考察しながらプレイできるってイイよね。ちなみに結局リラが何者か最後までわからんかったよ(笑)あとリンゴはどこから来たんだよ!って思いましたが、そこはSF(少し不思議)な要素ぐらいに思っておけばいいのかなと。もしかして何か前作と絡みがあったりするのか?そのへんはよくわからん。
キャラクターもかわいいしコメディも結構あったし私に凄い合ってた作品です。結局エロゲの作風ってプレイヤーに合ってるものと合ってないものがあると思っています。この作品は私にとてもあってました。
プレイした皆さんはいかがだったでしょうか。
伏線がたくさんあってシナリオゲーっぽいけど、あんまりそんな感じはしなかったんですよね。なので私のようなコメディが好きなひと、キャラクターがかわいい、丁寧なシナリオが好きな方は問答無用で買いだと思いますね。曲もよかったよね!
おまけ
本当におまけなのですが、
「magicalcharming!」を作った方が中心で制作されているみたいです。magicalcharming!好きだったなーって人はこの作品も好きかも。
今日はこんなところで!
ではでは!